月に1回、兎渡路の家(研修センター)で開催されているパソコン倶楽部に参加し、音声でパソコンを操作するスクリーンリーダーや関連機器のサポートを行いました。当日は木村眼科クリニックの副院長をはじめ、視覚障害者の方々やヘルパーの方々も多数集まり、和やかな雰囲気の中で活動が行われました。
視覚障害者の方が講師となって参加者に説明を行う姿は、いつも心強く感じられます。このような活動を通じて、地域の方々にも有益な情報をお届けできればと考えています。
霞城セントラルで開催された体験会では、生成AIを搭載したよむべえスマイルをはじめ、音声読書器を中心に、約20名の皆さまにご体験いただきました。
従来、紙に書かれた文字を読む際は、用紙を上から順番に読み進めていましたが、生成AI機能の「このページの要約」機能を活用することで、文章内容をまとめて説明したり、補足情報を提供したりするなど、全く新しい読書体験を提供できるようになりました。また、「写真を認識」機能では、参加者が持ち込んだ写真をAIが解析し、「お部屋の中で男性が子供を抱いています」といった詳細な情報を提示し、皆さまを驚かせました。参加者の皆さまからは、「AI機能で新聞記事を要約してみたところ、書かれていない内容まで聞き取りやすく説明され、驚いた」「AIを初めて体験したが、その性能に驚いた」といった感想が寄せられました。一方で、「固定式の装置から、持ち運びできるタイプも期待したい」といったご要望もいただきました。
同席されたご家族やヘルパーの方々からは、「新聞記事を要約する際に、私が夫に説明するよりも、AIの方が分かりやすく説明しているような感じで、AIの素晴らしさを感じた」「AIを搭載した機器が普及すれば、自立につながるのではないかと期待している」といった声が聞かれました。AIを搭載した機器は、ますます身近になっている中で視覚障害の方々が使いやすい機器でのAI活用など今後も、最新の情報をお届けしてまいります。
岩沼市民交流プラザで開催された「視覚障害者情報交流会」において、事前に問い合わせのあった音声読み上げ機能付き読書器「よむべえスマイル」や「ルビー10スピーチ」などを展示し、参加者に体験していただきました。
交流会では岩沼市の保健師から「健診結果の見方について」の講話があり、参加者の血管年齢測定も行われました。初めて参加した視覚障害の方もおられ、視覚に困難を抱える方々にとっていろいろな情報に接することが出来る重要なイベントであることを改めて実感しました。
郡山市障害者福祉センターで開催された「見えづらさの相談会」において、最新のウェアラブル機器を展示し、参加者に体験していただきました。緑内障で視力を失うことへの不安からこのイベントに参加したという40代女性に、最新機器の情報や関係機関のご紹介をお伝えしたところ、「何とかなるかもしれない」と前向きな感想を聞くことができました。また、OrCam MyEye(オーカムマイアイ)を使用して紙に書かれた内容を音声で読み上げる体験をしていただきました。「これは良さそうだ」という好評の声もいただき、社会貢献の一助となったのではないかと感じました。この相談会は、見えない・見えにくいことで日常生活に悩みを感じている方やそのご家族を対象に開催されました。視覚障がい者への情報提供や支援の重要性が改めて認識される機会となりました。
山形県視覚障がい者情報センターが主催するスマートフォン講座の一環として、米沢会場で拡大読書器や音声機器の体験会に参加しました。米沢市とその周辺地域から、視覚障がいをお持ちの方や、同行援護のヘルパーさんなど、約20名が参加されました。参加者の方々は、最新の機器に触れ、その機能や使い心地を実際に体験されていました。
※同会場開催のドコモ・ハーティー講座の様子です。